「実用言語としてのScala」「海外コミュニティとの交流」をテーマに、日本で初めての大規模なScalaのカンファレンスが開催されます。
Tweet #scalaconfjpScalaは2003年にMartin Odersky教授(当時)らによって開発されたプログラミング言語です。TwitterやLinkedIn、Foursquareなどの著名サービスがScalaを採用しており、海外での採用事例は着々と増えてきています。Scalaコミュニティもそれに伴い成長し、世界中の開発者がScalaや周辺ツールの開発に貢献しています。
日本国内でもTwitterがScalaを採用したことをきっかけに注目を集めはじめ、国内のScala関連書籍は10冊以上出版されています。 一方で、日本国内からScalaへの貢献は多くありません。本イベントでは、Scalaの開発を行っているTypesafe社などからスピーカーを招いて海外のScalaコミュニティとの交流を促進したいと考えています。
また、海外に比べて日本国内のScala採用実績はまだこれからです。Scala採用事例についても幅広く発表募集を行い、「実用言語としてのScala」が持つ優位点や現状の課題について議論を行いたいと考えています。
日本初となるScalaに関する海外からのゲストスピーカーも招いた大規模な有料イベントです。
パラレルに2セッションで進行する予定です。また、一般募集のセッションやLT大会も行う予定です。
懇親会についてはこちらを御覧ください。
日程 | 2013年3月2日(土) 10:00 - 18:30 |
会場 |
東京工業大学 大岡山キャンパス 大きな地図で見る 会場 A(蔵前会館 1F・くらまえホール)会場 B(百年記念館 3F・フェライト記念会議室) |
参加者数 | 最大 200 名 |
参加費 | 3,000円 申し込み開始は2月2日(土)13:00から、Doorkeeperにて行います。 |
Typesafeからの招待講演者が確定したのでお知らせします。発表内容で未確定の部分の確定および変更があった場合、追記・修正いたします。
Jonas Bonér (Typesafe CTO, Akka 開発者) |
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Up up and Out: Scaling Software with Akka | |
並行処理と分散処理に対する従来のアプローチにおいて、生産性とスケーラビリティは両立しないものでした。それは、これまでの手法や抽象化レイヤが適切でなかったからです。Akka は、それを変えるためにあります。Akka は、ランタイムとプログラミングモデルを統合することで、マルチコアプロセッサを利用する「スケールアップ」と、グリッドやクラウドを活用する「スケールアウト」の、両方向のスケーリングを実現します。そして、『生まれながらに分散化されている (Distributed by Design)』 Akka 2 は、これを新たな次元へと引き上げます。Akka 2 は、スケールアップとスケールアウトの両面を、運用および設定の作業へと抽象化することで、位置透過性を提供します。このため、Akka ランタイムは、負荷分散やクラスタ再構成、レプリケーション、パーティショニングを、適応的かつ自動的に実行できます。Akka は http://akka.io から入手できます。(Apache License 2.0)
発表者プロフィール: |
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James Roper (Typesafe, Play コアチーム) |
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Play Framework - The modern web framework that packs a punch | |
モダンな Web アプリケーションは、ますますリッチなユーザ体験を提供することが求められるようになっています。一方で、ハードウェアの進化は、高速化へと進む代わりに、より多くの CPU コアを提供するようになりました。多くの Web フレームワークが進化に取り残されたまま、モダンな Web アプリケーションからの要求に応えられずにいます。 Play Framework は、こうした新たな要求に答えるフレームワークです。WebSocket などの現在の Web 標準や、 LESS や RequireJS、CoffeeScript といった技術を、最初からサポートしています。また、非同期 IO や簡易なシンタックスを使った並列処理といった、強力なバックエンドを提供します。本講演では、それらの最新技術に対する開発環境によるサポートの強力さと生産性の高さを紹介し、Play Framework によるモダンな Web アプリケーション開発がいかにシンプルであるか、その一端をお見せします。
発表者プロフィール: |
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Joshua Suereth (Typesafe, Scala チーム, Scala in Depth 著者) |
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Coding in Style | |
Scala は表現力豊かな『式指向』の言語です。しかし、命令型言語の経験者にとって、これは理解が難しい所かもしれません。重要なのは、Scala において『式』とは何か、そしてコードをより式指向にするにはどうすればよいか理解することです。このトークでは、Scala 開発における『禅 (zen)』(大切にして守るべき掟)と共に、Scala 2.10 での新機能を扱います。具体的には、以下の内容を取り上げます:
発表者プロフィール: |
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Jamie Allen (Typesafe コンサルタント) |
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Effective Actors | |
Erlang、Fantom、Java、そして Scala。Actor モデルのフレームワークは、いくつもの言語やプラットフォームに存在します。開発者による、これらのフレームワークを使ったシステム構築を通じて、Actor ベースのシステムにおける『ベストプラクティス』と呼ぶべきパターンが明らかになり始めています。このトークでは、Akka フレームワークと Scala による実装方法に主な焦点を当て、これらのパターンをおさらいしたいと思います。
発表者プロフィール: |
現在、日本語・英語の日常会話の出来る方で、当日スタッフとして海外からの来場者やゲストのサポートをしていただける方を募集しております。
ご協力いただける方は staff@scalaconf.jp までメールでご連絡ください。お待ちしております。